人間観察

電車に乗ったら、ミニスカートの女の子が先に乗ってた。

普段なら正面に座って偶然を装うが、あいにく空いてなかったので、すぐ隣に座ってみる。

すると、俺が座ろうとした席には、競馬新聞読んでるおっさんと、真面目そうなサラリーマン。

真面目そうなサラリーマンは、明らかにミニスカートを意識して、目線を下げないようにしている。

おっさんは、新聞という壁を使って、なんとか覗こうとしている。

なんだ、覗かれてる方からすれば、相手がどこを見てるのか一発で分かるな。

これは発見。ついでだったから（？）、すっごいおっさんとサラリーマン睨んだら、それ以上見なくなった。これはおもしろい。

で、サラリーマンが降りて乗ってきたのが中学生男子。

ミニスカートの女の子の正面に座ってすぐに、座席からずり落ち始めた。

で、俺も睨みつけてみたけど、スカートの中に夢中で一向に気付き気配すらない。

極めつけは、女の子が降りた時。名残惜しそうに窓からずっと眺めていた。

やるな、第二次性徴期。

なかなかの度胸だ、将来楽しみだ。

でも「覗いてるのバレてたよ」って俺がすれ違いざまに教えたら、すっげ～驚いてた。

女性の敵を許さない自分バンザイ。

女性は眺めるものじゃない、愛でるものだ！気持ち悪いですかそうですか。自分のことは棚上げだし。